外国為替市場はどこにあるの?

「今日の外国為替市場は……」
ニュースキャスターがこんな風に経済情報を切り出すことが多いですね。

さて、この外国為替市場とはどこにあるのでしょうか。株式を取り扱う東京証券取引所であれば、「東京都中央区日本橋兜町2番1号」にあります。ニューヨーク証券取引所であれば、「Euronext 11 Wall Street New York, NY 10005」が住所です。

しかし外国為替市場は住所がありません。つまり実在しないのです(!)
基本的に外国為替の取引を行う取引所はありません。外国為替のほとんどは、通信機器を通して取引が行われているテレフォン・マーケットです。現在では電話を使っての取引ではなく、インターネットを使ったオンライン・マーケットとでも呼ぶべきところですが、昔ながらのテレフォン・マーケットという呼ばれ方が一般的です。

諸外国の外国為替市場のうち、ニューヨーク、ロンドン、東京が三大市場といわれており、他にも、カナダのトロント、アメリカのシカゴ、サンフランシスコ、ロサンゼルス、イギリスのウエリントン、オーストラリアのシドニー、中国の香港、ドイツのフランクフルト、フランスのパリ、シンガポール、バーレーンなどが挙げられます。

こうした世界中の外国為替市場が為替情報に連動しているわけです。各国の外国為替市場は独立して存在しているわけではなく、為替情報によって相互に影響を与え合います。ロンドン市場が開いて、その後東京、ニューヨークと続いていきますが、各市場は情報でつながっているのです。

経済