外国為替相場が変動する仕組みとは?
外国為替市場は日々刻一刻と変化しています。分刻みで上下しているというわけですが、なぜお金の価値が変わるのでしょうか。もしも日常生活で、モノの値段が刻一刻と変わるとしたら、どんなにか不便だろうと思うのですが……
為替相場は、「景気」、「金融政策」、「金利差」などの情報によって変動するといわれています。確かにこれらは、為替相場が変動する原因にはなっていますが、実際に為替相場が変動するためには「売買」が行われないといけません。
例えば、政府から景気を判断する指数が発表され、その発表情報は予想よりも悪い値だったとします。
「悪い指数だった」
↓
「景気は思ったほどよくなってないんじゃないか?」
↓
「通貨は売っておこう」
という判断がなされ、多くの人が通貨を売り始めると、為替相場が変動していきます。
もしも発表が悪い情報だったとしても、誰も売買しなければ為替は変動しません。為替相場は指標の結果で変化するわけではなく、指標の結果を見て売買した人がいたので変化するわけです。
皆が同じ方向に注文を出せば、もちろんそちら側に相場は動いていきます。多くの人が同じ指向性で行動を起こすことによって相場が変動していくのです。情報はそうした指向性の流れを作るきっかけに過ぎないとも云えます。「景気」、「金融政策」、「金利差」の情報も重要ですが、その情報がもたらす人間の動きに敏感になる必要があります。情報と人間の行動双方が重要です。

